一般社団法人 日本周産期・新生児医学会

会員ログイン
English
会員・医療関係のみなさま
医学生・研修医のみなさま

医学生・研修医のみなさま

医学生・研修医のみなさまへ

最終更新日:2023年6月19日

 社会の中で少子化が進むいま、新たな命の誕生と成長を支える体制や環境を整えることは、とても大切です。日本周産期・新生児医学会は、お母さんと胎児・新生児だけではなく、その家族や環境のサポートも目指して取り組んでいる学会です。

 周産期は、妊娠から出産までの期間を指し、周産期科はその期間の母体と胎児を守る科です。母体の妊娠高血圧症候群などの合併症をリスクを最小限に抑え、心身ともにサポートすることで母体の穏やかで幸福な出産を見守ることができます。また、「妊娠出産は奇跡だ」と言われることがありますが、胎児はさまざまな条件を乗り越え生まれてきます。問題なく産まれてくる赤ちゃんもいますが、その条件をクリアさせてあげる必要がある赤ちゃんもいます。そのお手伝いをして、無事に赤ちゃんが生まれてきた時の感動は計り知れません。

 新生児期とは、出生後から生後27日までのことを指します。この時期には、さまざまな生理的な変化が見られるため、新生児科は急速に進む赤ちゃんの変化を見守りサポートする科とも言えます。早産や先天性の病気など、リスクがある新生児に対し的確な診断や治療を行うことで、将来の健康に大きな影響を与えることができます。自分が治療した新生児が成長した姿を見て、非常にやりがいを感じることができるでしょう。

 小児外科は、手術が必要になった子どものための科です。小児外科では、先天性の疾患、感染、腫瘍など幅広い疾患や病態に対処します。そのため、一人一人に合った治療を行うことが必要であり、常に自身の知識やスキルを向上させることができます。そして、手術を乗り越えた子どもやご家族の笑顔を見て、大きな充実感を得ることができます。

 また、周産期科、新生児科および小児外科では医師だけでなく看護師、薬剤師など、多職種の専門家がチームとなって働きます。それぞれが協力し合い、密に連携し患者さんへ最良のケアを提供することが求められているからです。周産期科、新生児科および小児外科はそれぞれ別の科ではありますが、本学会で情報交換を行ったり、意見交換をしたりすることでより安全な医療体制を生み出すことができます。

 このように日本周産期・新生児医学会は、さまざまな立場から学び考え皆で命を守る、とても素晴らしい場です。まずは、先輩達の話を聞いてみてください。そして、ぜひ入会して一緒に学びませんか?

 

このページの先頭へ