一般社団法人 日本周産期・新生児医学会

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学会について

理事長挨拶

最終更新日:2024年9月2日

会員の皆様へ

この度、第10代日本周産期・新生児医学会理事長に就任いたしました、田中 守と申します。就任にあたり、会員の皆様にご挨拶申し上げます。

日本周産期・新生児医学会は、長年にわたり日本の周産期医療と新生児医療の発展に寄与してまいりました。前期に引き続いての再任となりましたが、やり残したことをさらに推進し、日本周産期・新生児医学会の更なる発展と社会貢献を目指して全力を尽くす所存です。

本学会は、周産期という赤ちゃんを中心として、産婦人科、小児科、小児外科、麻酔科などの多くの領域の医師、看護師、助産師が協力して作り上げてきた非常に特徴のある学会です。少子化の波が押し寄せていますが、小さな命を専門家として皆で守るという大切な仕事を行ってきています。

前期では、本学会の国際化という目的で、日韓交流事業の定着をはかり、さらに2023年10月に東京でアジア・オセアニア周産期学会を無事開催することが出来ました。海外からも300人以上の周産期医療関係者に参加していただき、本学会として国際交流を進めることが出来たと感謝しております。

現在、本学会の新規入会者で特に産科(A領域)の女性会員数が増加しており、本年本格的にスタートした働き方改革の推進とともに、24時間体制で小さな命を守っている周産期領域の医師が、男女を問わず如何にはつらつと働く環境を提供していくかと言うことが大きな課題となっています。まずは、本学会として特任理事を含めて理事の30%に女性を登用することとしました。DEI(Diversity Equity and Inclusion)推進委員会とともに女性会員の意見を積極的に取り入れながら学会運営を行う事としました。

また、サブスペシャルティとしての周産期・新生児医学会の魅力を向上させるために、海外に比べて遅れている子を亡くした家族に対するケアを重視した周産期死亡に関するガイドラインの作成や、世界早産児デーの国内での推進など、学会として子どもを支える親への支援も積極的に図っていきたいと考えています。

学会員の皆様1人1人の声を聞きながら、小さな命を守っていくサブスペシャルティとしての周産期・新生児医学会のいっそうの発展を図りたいと思っています。

会員の皆様のご支援とご協力なくしては、これらの目標を達成することはできません。皆様のご意見やご提案を積極的に取り入れながら、学会の発展と医療の質の向上に努めてまいります。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

一般社団法人 日本周産期・新生児医学会 理事長 田中 守

理事長挨拶 動画

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