World Prematurity Day 2024

世界早産児デー
向けて

World Prematurity Day 2024

世界早産児デー向けて

日本周産期・新生児医学会理事長
田中 守

世界早産児デー(World Prematurity Day)は、毎年1117日に世界中で早産やその影響についての啓発を行うために設けられた日です。世界では毎年約1,500万人もの赤ちゃんが早産で生まれており、そのうち100万人が命を落としています。早産は、新生児死亡の主要な原因であり、無事に生まれても長期的な健康リスクや発達遅延に苦しむ子どもたちも多く存在します。日本は世界でも有数の低い周産期死亡率や新生児死亡率を誇りますが、一般の人々にとってせっかく救われた命とその家族に対する知識と理解が深いとは言えません。世界早産児デーを通じて、早産に関する理解を深め、医療、支援、予防のための取り組みの重要性を広めることが目指されています。早産児とその家族を支えるためには、医療技術の進歩だけでなく、心理的・社会的サポートの強化も必要です。特に早産児の成長と発達には、NICU(新生児集中治療室)での医療ケアや退院後の長期的なフォローアップが不可欠です。
 
日本周産期・新生児医学会は、世界早産児デーを通じて、周産期医療や新生児医療に対する関心を高め、早産児やその家族への理解と支援を深めるためのイベントや啓発活動を展開していきます。全ての早産児が健やかに成長し、より良い未来を築けるように、私たち一人ひとりがその歩みを支えるための行動を起こしていくことが求められています。
 
皆様にも、世界早産児デーへ何らかの関わりを持っていただくことで、早産児やその家族への理解と支援の輪を広げる一歩を踏み出しましょう。

歴代理事長からのメッセージ

2020年~2022
日本周産期・新生児医学会理事長
長野県立こども病院 名誉院長
中村 友彦

世界で10人に1人小さく早く生まれる子どもとその家族のことを知って頂くために設けられたWorld Prematurity Day。「Prematurity」は日本語に直訳すると「未熟児」という単語になりますが、日本では「世界早産児デー」と表現しています。その理由は、早産児を出産したお母さんとその家族の中には、そのことで自分自身を責め、罪悪感とともに過ごされている方もおられるからです。些細なことかもしれませんが「未熟児」という言葉を使わないことで少しでもその気持ちが和らいで頂けることを願っています。
 
世界早産児デーは多様性と思いやりを表す紫色がシンボルカラーで、1117日には全国の多数の施設が紫色にライトアップされます。私の地元の国宝松本城も117日~10日にライトアップされます。皆様の思いやりで、多様性のある「小さく早く生まれた子ども」とその家族の未来がライトアップされることを願っています。


早産は日本では諸外国に比較し少ないですが、それでも10%弱の妊婦さんから早産児が出生しています。早産で生まれた低出生体重児は短期的にはショック、敗血症、播種性血管内凝固症候群などの合併症が起こりやすく、長期的には脳性麻痺や発達障害などのリスクを持つことになります。
 
早産の主な原因である切迫早産や前期破水はその病因、機序の解明、治療法、予防法はまだ道半ばであり、極低出生体重児管理や子宮内感染児の管理など解決すべき課題は多いと思います。幸いにして日本の早産率は低く、低出生体重児管理は世界の最先端を行っていますので、それらの成果を世界に発信することも日本の使命です。
 
世界早産児デーが早産という疾患の社会への啓発、新たな管理・予防法の開発そして新たな早産児管理の一助になることを望みます。

2018年~2020
日本周産期・新生児医学会理事長
浜松医科大学 名誉教授
金山 尚裕

2018年~2020
日本周産期・新生児医学会理事長
浜松医科大学 名誉教授
金山 尚裕

早産は日本では諸外国に比較し少ないですが、それでも10%弱の妊婦さんから早産児が出生しています。早産で生まれた低出生体重児は短期的にはショック、敗血症、播種性血管内凝固症候群などの合併症が起こりやすく、長期的には脳性麻痺や発達障害などのリスクを持つことになります。
 
早産の主な原因である切迫早産や前期破水はその病因、機序の解明、治療法、予防法はまだ道半ばであり、極低出生体重児管理や子宮内感染児の管理など解決すべき課題は多いと思います。幸いにして日本の早産率は低く、低出生体重児管理は世界の最先端を行っていますので、それらの成果を世界に発信することも日本の使命です。
 
世界早産児デーが早産という疾患の社会への啓発、新たな管理・予防法の開発そして新たな早産児管理の一助になることを望みます。


2016年~2018
日本周産期・新生児医学会理事長
大阪母子医療センター 副院長
和田 和子

私たちは、世界早産児デーを迎えるにあたり、早産で生まれた赤ちゃんとそのご家族、そして彼らを日々支える全ての方々に、深い敬意を表します。早産児は、生まれた瞬間から、生命の尊さやその力強さを私たちに教えてくれます。彼らは多くの試練に直面しますが、その小さな身体には、驚くほどの強い生命力が宿っています。医療の進歩や、家族の深い愛情、さらに社会の温かい支援が一体となり、その命を守り、未来へと導いています。
 
日本周産期・新生児医学会の重要な使命の一つは、早産に関する知識の普及と医療技術の向上、それを支える人材育成です。それによって、全ての子どもたちが健やかに成長できる社会をサポートしています。
 
世界早産児デーを通じて、私たちは一人ひとりの命の尊さを改めて考え、早産児とその家族を支える社会の重要性を再確認する機会としましょう。すべての赤ちゃんが未来へ羽ばたける社会を目指し、共に歩んでいきましょう。


日本周産期・新生児医学会では、早く生まれることになってしまった赤ちゃんたちが、少しでも良い環境で、少しでも良い状態で生まれることのできる体制を国中で整備するために、産科医、新生児科医、助産師、看護師等の専門家が手を取り合って、全力で努力してきました。しかし、まだまだです。やるべきことが沢山あるのです。
 
 私は産科医ですので産科領域の課題について述べさせていただきます。早産は減少しているわけではありません。赤ちゃんの生命、神経学的予後に関わる超早期の早産の主要原因は、感染症と妊娠高血圧症候群ですが、その予防法、治療法ともにまだ十分な成果をあげることができていないのです。画期的な手法の開発が強く求められています。社会自体にも大きな課題があります。現代社会は妊娠、出産に対して優しくはありません。妊娠女性は強いストレスにさらされています。高年齢化も、早産率を増やすことになります。妊娠を望む女性が、安心して妊娠・出産ができる暖かい社会に転換していくことについて、社会全体で取り組む必要があります。
 
世界早産児デーに際して、様々な困難と不安を抱えた早産児とその家族のおかれている状況について、それぞれのお立場で考えてみて下さい。子どもたちとその家族にとって必要な、きめ細かい地域医療体制と社会全体のサポート体制構築のために、一緒に進んでいただければ幸いです。

2014年~2016
日本周産期・新生児医学会理事長
北里大学名誉教授・
JCHO相模野病院
周産期母子医療センター顧問
海野 信也

2014年~2016
日本周産期・新生児医学会理事長
北里大学名誉教授・
JCHO相模野病院
周産期母子医療センター顧問
海野 信也

日本周産期・新生児医学会では、早く生まれることになってしまった赤ちゃんたちが、少しでも良い環境で、少しでも良い状態で生まれることのできる体制を国中で整備するために、産科医、新生児科医、助産師、看護師等の専門家が手を取り合って、全力で努力してきました。しかし、まだまだです。やるべきことが沢山あるのです。
 
 私は産科医ですので産科領域の課題について述べさせていただきます。早産は減少しているわけではありません。赤ちゃんの生命、神経学的予後に関わる超早期の早産の主要原因は、感染症と妊娠高血圧症候群ですが、その予防法、治療法ともにまだ十分な成果をあげることができていないのです。画期的な手法の開発が強く求められています。社会自体にも大きな課題があります。現代社会は妊娠、出産に対して優しくはありません。妊娠女性は強いストレスにさらされています。高年齢化も、早産率を増やすことになります。妊娠を望む女性が、安心して妊娠・出産ができる暖かい社会に転換していくことについて、社会全体で取り組む必要があります。
 
世界早産児デーに際して、様々な困難と不安を抱えた早産児とその家族のおかれている状況について、それぞれのお立場で考えてみて下さい。子どもたちとその家族にとって必要な、きめ細かい地域医療体制と社会全体のサポート体制構築のために、一緒に進んでいただければ幸いです。


2010年~2014
日本周産期・新生児医学会理事長
埼玉医科大学総合医療センター 小児科 名誉教授
田村 正徳

日本は世界で最も新生児死亡率が低く、在胎2223週の早産児でも90%以上の児が救命されます。そうした児はNICUに1年以上長期入院することも少なくなく、人工呼吸管理をしながら在宅医療に移行することも稀ではありません。日本では出生数は減少傾向ですが、こうした人工呼吸管理を必要とする高度医療的ケア児は右肩上がりに増加を続けています。その場合は対象の児だけでなく保護者の負担が非常に大きくなります。
 
そのため世界に先駆けて「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」が2021年に公布され、インクルーシブ教育の推進や全ての都道府県に医療的ケア児支援センターが設置されました。しかし医療的ケア児と家族は災害時の最弱者なのに、自治体の要支援者名簿への掲載や個別避難計画の作成等の災害支援対策は非常に貧弱です。災害時小児周産期リエゾンはこうした児に対する支援にもしっかりと取り組んで頂きたいと思います。


世界早産児デーへ向けた
会員各施設の取り組みアンケート結果

 

施設名 担当者所属 2023年度の活動(自由記載) 2024年度の活動予定(自由記載) 御意見やコメントなど(自由記載)

岐阜県総合医療センター

新生児内科 ・岐阜市役所ライトアップ
・岐阜県庁ライトアップ

・「たんぽぽの会」(岐阜県早産児と家族のための自助グループ)の写真展・記念講演会(ぎふメディアコスモス・岐阜市中央図書館)

・レストラン「kouzo Gifu」での世界早産児デーコラボレーションメニュー開発・提供、レストラン内での展示

・早産児のことを伝える「いのちの授業」

2023年と同様の取り組みを企画しています。 2021年から岐阜市役所庁舎壁面の紫色ライトアップを始めました。おそらく官公庁舎では日本初のライトアップだったのではないかと思います。同年から市内レストランでも特別メニューの開発とご提供をいただき、2週間程度の限定メニューとして連日完売する人気企画になり、その後毎年ご協力くださっています。
患者会の写真展も昨年からは多くの方々が集まる施設で開催するようになり、より多くの方々に知っていただけるチャンスになっていると感じています。
NHO四国こどもとおとなの医療センター 新生児内科 丸亀城天守閣を紫にライトアップし、そこを目指して患者家族とナイトウォークする予定でしたが、嵐が来たためにライトアップを中継画面で共有し、病院内でのレクリエーション活動に切り替えました。キッチンカーを呼んだり、思い出に残るイベントとなりました。 四国88か所の一つで空海の生まれ故郷である、善通寺を紫にライトアップするとともに、患者家族と紫のフラッグを作成する予定です。そのフラッグは、11/30に当院の木下医師が大会長の第30回日本子ども虐待防止学会で飾られるオレンジフラッグに並んで、飾られる予定です。また、ボランティアの高校生や大学生に早産児のことを勉強してもらい、まとめた成果を当院、善通寺市役所や各学校で掲示してもらい、啓発活動とする予定です。  
東京かつしか赤十字母子医療センター 小児科 NICU医師・スタッフが紫リボン(職員の手作り)を装着して勤務
世界早産児デーの広報と、スマイルの会(当院で出生された早産児のOB会)の写真を病院1階ロビーにあるデジタルサイネージに掲載
病院1階ロビーの一角に世界早産児デーの広報を掲載し、紫色の造花とリボンで装飾しました。
早産児のご家族から頂いた写真とお手紙をNICU・GCU入り口に掲載しました
上記と同じ予定
加えて、NICUに入院中の早産児とそのご家族の写真をプロのカメラマンが撮影し、ご家族にプレゼントするとともに院内掲示を予定しています。
 
長野県立こども病院 新生児科 なし 松本での第68回日本新生児成育学会(11月8~11日)の期間中、JOINと協賛して松本城を紫色にライトアップします。 もっと盛り上がるといいなと思います。都庁とか紫色にできそうですが。
国立成育医療研究センター 看護部 NICU卒業生の写真+メッセージ展(医療者からのメッセージ展示、NICU卒業のスタッフ紹介、展示をみた方の感想を付箋で展示等を含む)、ポスター作成、缶バッジ装用、病棟内を紫色に装飾、入院中の赤ちゃんの手形を集めて手形アート、紫色スクラブ作成(医師)、11/17を早産児だけでなく全ての赤ちゃんと家族を応援する日として「せいいくあかちゃんの日」と制定しました。 2023年と同様の取り組みを企画しています。  
宮崎大学医学部附属病院 総合周産期母子医療センター 宮崎リトルベビーサークル~結~の附属病院内パネル展示を行いました。 未定  
東京都立小児総合医療センター 新生児科 正面玄関と食堂を紫にライトアップしました。写真展を開催したり、バス停の天井から吊り広告を出しました。キーホルダーを作成して医師・看護師がスクラブに着用しました。 2023年度と同じです。  
JCHO 群馬中央病院 小児科 早産児家族会が作成したポスター展示を行いました。 早産児家族会が主催する写真展開催予定です。  
東京都立多摩総合医療センター 産婦人科 病院玄関付近にバナーの表示と、早産児デー写真展を開催しました。病院建物の一部をテーマカラーにライトアップしました。 2023年度と同じ予定です。  
順天堂大学医学部附属静岡病院 新生児科 ポスターをセンター入り口に掲示しました。世界早産児デーのポスターと、大きな木の絵に、スタッフや許可を得た患児の新生児期の写真を貼ったものを掲示して、側に色付の〇シールを置いて、通りがかった方々に、木の実のようにシールを貼っていってもらうものにしました。かなり集まって、職員や他の科の患者さんが足を止めて見入っているのを見かけました。 昨年同様の掲示をする予定ですが、今年は、入院・外来の患者さんにも協力してもらおうかと思っています。写真の掲載など。病院のライトアップなど検討中です。 何かTシャツやバッジなどの資材をスタッフで身に着けると啓蒙になると思います。
藤田医科大学 医学部小児科学 NICU家族会を開催しています。 今年度もNICU家族会を開催する予定です。 学会として世界早産児デーを支援していくことは、患児やその家族支援としてとても意義深いと思います。
浜松医療センター 産婦人科 浜松市の周産期から募金を集め浜松城などライトアップしています。 未定 1施設ではなく浜松市の周産期施設多数で行っています
島根大学 総合周産期母子医療センター
小児科
病棟内の飾りつけ、関係スタッフがシンボルカラーを身に着けています。病院待合ロビーでイメージ動画を再生しました。また学外の団体が主体となり写真展を開催し、地元紙に掲載されました。 同上、待合ロビーでクベースなど展示、島根県内の建造物のライトアップを行う予定ですが、11/17が日曜なので、院内の催しは11/18に実施します。
病棟保育士が中心となり、計画実行しています。
子宮頸がん予防啓発世界一斉ライトアップの日と同じ日で、ライトアップの取り合いです。
母の健康に直結すると思うと、そちらをさしおいてという気になれませんでした。
自治医科大学附属病院 小児科 NICUの入口をバルーンや靴下などで早産児day仕様に飾り付けを行いました。スタッフのマスクをラベンダー色に統一し着用しました。早産児day用のバッジを作成してスタッフが装着しました。 2023年度の活動に加えて有志で早産児day用のスクラブを作成して着用する予定です。  
都立大塚病院 産婦人科 世界早産児デーのポスターをNICUのフロアに掲示しました。    
獨協医科大学 看護学部 獨協医科大学病院でのライトアップ(病院看護部・総務部と協働)、栃木県庁でのライトアップ(家族会と連携) 2023年度と同様  
慶應義塾大学医学部小児科 小児科     周産期医療と当事者家族について、社会の認知度が高まる素晴らしい企画だと思いました。
徳島大学病院周産母子センターNICU 小児科 ポスターをNICU内に掲示しています。 ポスターの掲示は継続したいです。  
愛知医科大学病院 周産期母子医療センター 病院のライトアップを行ったり、スタッフのお揃いのスクラブを着用しました。 上記に加えて検討中です。  
神奈川県立こども医療センター 産婦人科 神奈川県庁と共催で以下の活動を実施
・病院待合室にて写真展を開催

・同じ写真展を県庁および関連施設で実施

・県庁を紫色にライトアップ
2023年と同様の取り組みを企画しています。  
尾道総合病院 産婦人科 当院では約10年前から早産予防の取り組み(BVに対する早期介入、積極的な予防的縫縮など)を行ってあり継続しています。 これまでの取り組みを継続する予定です。  
函館中央病院 小児科 院内にポスター掲示をしました。 未定です。  
福島県立医大 NICU 2023年の世界早産児デーに合わせて、NICU卒業生の会「Nくらぶ」の当院への訪問があり、新聞に掲載されました。 現在のところありません。  
国立病院機構 岡山医療センター 新生児科   岡山城のライトアップを行います。  
聖隷三方原病院 小児科 他施設が主催した活動ですが、浜松市西部地域の周産期新生児領域の支援でアクトタワー、浜松城ライトアップを行いました。 資金が調達できれば同様のアクションに協力していきたいです。  
公益財団法人星総合病院 小児科 世界早産児デーに関する、親の会の活動を支援しています。 9-10月に、親の会と協働して、NICU卒業生の写真展を院内で開催します。その中で世界早産児デーの広報を行います。親の会は自治体と協同して、近隣の城址公園を紫にライトアップする予定です。  
昭和大学横浜市北部病院 こどもセンター 病院のライトアップと病棟を飾りつけし、ご家族からのコメントをもらいました。 2023年度と同じ予定です。  
都立墨東病院 新生児科 病院スタッフ(周産期以外にも)紫色のマスク装着とバッチ制・作着用、飾り付け、院内食に紫色の食材使用、1階フロアに周産期各部署の展示、講演会開催(院内向け)、病院幹部への働きかけを行いました。 2023年の上記活動に加えて、旗展示や飾り付けの拡大を予定しています。  
高知大学医学部 産科婦人科 高知城を紫色にライトアップし、早産の存在と管理の大切さを高知県民に呼びかけました。 同上 全国的に広まってくれると良いと思います。
松戸市立総合医療センター 新生児科 病院外壁のライトアップ、病院HPに世界早産児デーの案内を掲載、NICU/GCUにポスターを掲示、NICU/GCUのベッドサイドに紫色のデコレーションを実施しました。 2023年度と同様の活動を行う予定です。  
大阪母子医療センター 新生児科   大阪の家族会キラリベビーサークル様による、”世界早産児デーキラキラ輝く小さな写真展”のサポートを予定しています。  
鳥取大学医学部附属病院 小児科 早産児についてのポスターを作成し、院内の掲示スペースに1週間掲示しました。またコロナ期間中の家族会を開催できなかった時期にNICU卒業生の家族からいただいたメッセージを集めた掲示物も一緒に展示しましたた。普段NICUに関わることのない患者さんや付き添い者の方、通りかかるなどが職員が立ち止まって見てくださいました。 昨年と同様に掲示スペースで早産児やNICUについての展示を行います。また早産児デーにあわせて病院のエントランスを紫色にライトアップする予定です。(これまで乳がんではピンク、糖尿病では緑などにライトアップされています。) 早産児とその家族が参加できるようなイベントがあるといいと思います。
また、啓発活動に対する資金補助があるとありがたいです。
秋田赤十字病院 新生児科 当院NICU卒業生の会にて宣伝活動を行いました。JOINに参加しているので協力しながら院内掲示なども行いました。 2023年度と同じ予定です。  
高知大学 小児科   早産児デーについてや当院NICU、NICU卒業生などのポスター掲示を行う予定です。  

施設名非公表でご回答いただいた1施設     
2023年度の活動(自由記載) 2024年度の活動予定(自由記載)      
ライトアップや、部署内の装飾を行いました。 2023年度と同じ予定です。      

施設として特に活動はないものの、学会の取り組みに賛同し、活動すると回答いただいた26施設    
長崎県五島中央病院 淀川キリスト教病院  たかだこどもクリニック 筑波大学 九州大学病院
琉球大学 熊本市民病院 日本医科大学武蔵小杉病院 ベルランド総合病院 大阪公立大学
県立広島病院 亀田総合病院 湘南鎌倉総合病院 聖霊病院 東京医科大学
中国労災病院 医療法人社団五の橋産婦人科 福井県立病院 共立習志野台病院 群馬県立小児医療センター
弘前大学医学部附属病院 北里大学病院 大垣市民病院 千葉大学医学部附属病院 高知医療センター
倉敷中央病院        

世界早産児デーへ向けた
会員各施設の取り組み
アンケート結果

 

施設名 担当者所属 2023年度の活動(自由記載) 2024年度の活動予定(自由記載) 御意見やコメントなど(自由記載)

岐阜県総合医療センター

新生児内科 ・岐阜市役所ライトアップ
・岐阜県庁ライトアップ

・「たんぽぽの会」(岐阜県早産児と家族のための自助グループ)の写真展・記念講演会(ぎふメディアコスモス・岐阜市中央図書館)

・レストラン「kouzo Gifu」での世界早産児デーコラボレーションメニュー開発・提供、レストラン内での展示

・早産児のことを伝える「いのちの授業」

2023年と同様の取り組みを企画しています。 2021年から岐阜市役所庁舎壁面の紫色ライトアップを始めました。おそらく官公庁舎では日本初のライトアップだったのではないかと思います。同年から市内レストランでも特別メニューの開発とご提供をいただき、2週間程度の限定メニューとして連日完売する人気企画になり、その後毎年ご協力くださっています。
患者会の写真展も昨年からは多くの方々が集まる施設で開催するようになり、より多くの方々に知っていただけるチャンスになっていると感じています。
NHO四国こどもとおとなの医療センター 新生児内科 丸亀城天守閣を紫にライトアップし、そこを目指して患者家族とナイトウォークする予定でしたが、嵐が来たためにライトアップを中継画面で共有し、病院内でのレクリエーション活動に切り替えました。キッチンカーを呼んだり、思い出に残るイベントとなりました。 四国88か所の一つで空海の生まれ故郷である、善通寺を紫にライトアップするとともに、患者家族と紫のフラッグを作成する予定です。そのフラッグは、11/30に当院の木下医師が大会長の第30回日本子ども虐待防止学会で飾られるオレンジフラッグに並んで、飾られる予定です。また、ボランティアの高校生や大学生に早産児のことを勉強してもらい、まとめた成果を当院、善通寺市役所や各学校で掲示してもらい、啓発活動とする予定です。  
東京かつしか赤十字母子医療センター 小児科 NICU医師・スタッフが紫リボン(職員の手作り)を装着して勤務
世界早産児デーの広報と、スマイルの会(当院で出生された早産児のOB会)の写真を病院1階ロビーにあるデジタルサイネージに掲載
病院1階ロビーの一角に世界早産児デーの広報を掲載し、紫色の造花とリボンで装飾しました。
早産児のご家族から頂いた写真とお手紙をNICU・GCU入り口に掲載しました
上記と同じ予定
加えて、NICUに入院中の早産児とそのご家族の写真をプロのカメラマンが撮影し、ご家族にプレゼントするとともに院内掲示を予定しています。
 
長野県立こども病院 新生児科 なし 松本での第68回日本新生児成育学会(11月8~11日)の期間中、JOINと協賛して松本城を紫色にライトアップします。 もっと盛り上がるといいなと思います。都庁とか紫色にできそうですが。
国立成育医療研究センター 看護部 NICU卒業生の写真+メッセージ展(医療者からのメッセージ展示、NICU卒業のスタッフ紹介、展示をみた方の感想を付箋で展示等を含む)、ポスター作成、缶バッジ装用、病棟内を紫色に装飾、入院中の赤ちゃんの手形を集めて手形アート、紫色スクラブ作成(医師)、11/17を早産児だけでなく全ての赤ちゃんと家族を応援する日として「せいいくあかちゃんの日」と制定しました。 2023年と同様の取り組みを企画しています。  
宮崎大学医学部附属病院 総合周産期母子医療センター 宮崎リトルベビーサークル~結~の附属病院内パネル展示を行いました。 未定  
東京都立小児総合医療センター 新生児科 正面玄関と食堂を紫にライトアップしました。写真展を開催したり、バス停の天井から吊り広告を出しました。キーホルダーを作成して医師・看護師がスクラブに着用しました。 2023年度と同じです。  
JCHO 群馬中央病院 小児科 早産児家族会が作成したポスター展示を行いました。 早産児家族会が主催する写真展開催予定です。  
東京都立多摩総合医療センター 産婦人科 病院玄関付近にバナーの表示と、早産児デー写真展を開催しました。病院建物の一部をテーマカラーにライトアップしました。 2023年度と同じ予定です。  
順天堂大学医学部附属静岡病院 新生児科 ポスターをセンター入り口に掲示しました。世界早産児デーのポスターと、大きな木の絵に、スタッフや許可を得た患児の新生児期の写真を貼ったものを掲示して、側に色付の〇シールを置いて、通りがかった方々に、木の実のようにシールを貼っていってもらうものにしました。かなり集まって、職員や他の科の患者さんが足を止めて見入っているのを見かけました。 昨年同様の掲示をする予定ですが、今年は、入院・外来の患者さんにも協力してもらおうかと思っています。写真の掲載など。病院のライトアップなど検討中です。 何かTシャツやバッジなどの資材をスタッフで身に着けると啓蒙になると思います。
藤田医科大学 医学部小児科学 NICU家族会を開催しています。 今年度もNICU家族会を開催する予定です。 学会として世界早産児デーを支援していくことは、患児やその家族支援としてとても意義深いと思います。
浜松医療センター 産婦人科 浜松市の周産期から募金を集め浜松城などライトアップしています。 未定 1施設ではなく浜松市の周産期施設多数で行っています
島根大学 総合周産期母子医療センター
小児科
病棟内の飾りつけ、関係スタッフがシンボルカラーを身に着けています。病院待合ロビーでイメージ動画を再生しました。また学外の団体が主体となり写真展を開催し、地元紙に掲載されました。 同上、待合ロビーでクベースなど展示、島根県内の建造物のライトアップを行う予定ですが、11/17が日曜なので、院内の催しは11/18に実施します。
病棟保育士が中心となり、計画実行しています。
子宮頸がん予防啓発世界一斉ライトアップの日と同じ日で、ライトアップの取り合いです。
母の健康に直結すると思うと、そちらをさしおいてという気になれませんでした。
自治医科大学附属病院 小児科 NICUの入口をバルーンや靴下などで早産児day仕様に飾り付けを行いました。スタッフのマスクをラベンダー色に統一し着用しました。早産児day用のバッジを作成してスタッフが装着しました。 2023年度の活動に加えて有志で早産児day用のスクラブを作成して着用する予定です。  
都立大塚病院 産婦人科 世界早産児デーのポスターをNICUのフロアに掲示しました。    
獨協医科大学 看護学部 獨協医科大学病院でのライトアップ(病院看護部・総務部と協働)、栃木県庁でのライトアップ(家族会と連携) 2023年度と同様  
慶應義塾大学医学部小児科 小児科     周産期医療と当事者家族について、社会の認知度が高まる素晴らしい企画だと思いました。
徳島大学病院周産母子センターNICU 小児科 ポスターをNICU内に掲示しています。 ポスターの掲示は継続したいです。  
愛知医科大学病院 周産期母子医療センター 病院のライトアップを行ったり、スタッフのお揃いのスクラブを着用しました。 上記に加えて検討中です。  
神奈川県立こども医療センター 産婦人科 神奈川県庁と共催で以下の活動を実施
・病院待合室にて写真展を開催

・同じ写真展を県庁および関連施設で実施

・県庁を紫色にライトアップ
2023年と同様の取り組みを企画しています。  
尾道総合病院 産婦人科 当院では約10年前から早産予防の取り組み(BVに対する早期介入、積極的な予防的縫縮など)を行ってあり継続しています。 これまでの取り組みを継続する予定です。  
函館中央病院 小児科 院内にポスター掲示をしました。 未定です。  
福島県立医大 NICU 2023年の世界早産児デーに合わせて、NICU卒業生の会「Nくらぶ」の当院への訪問があり、新聞に掲載されました。 現在のところありません。  
国立病院機構 岡山医療センター 新生児科   岡山城のライトアップを行います。  
聖隷三方原病院 小児科 他施設が主催した活動ですが、浜松市西部地域の周産期新生児領域の支援でアクトタワー、浜松城ライトアップを行いました。 資金が調達できれば同様のアクションに協力していきたいです。  
公益財団法人星総合病院 小児科 世界早産児デーに関する、親の会の活動を支援しています。 9-10月に、親の会と協働して、NICU卒業生の写真展を院内で開催します。その中で世界早産児デーの広報を行います。親の会は自治体と協同して、近隣の城址公園を紫にライトアップする予定です。  
昭和大学横浜市北部病院 こどもセンター 病院のライトアップと病棟を飾りつけし、ご家族からのコメントをもらいました。 2023年度と同じ予定です。  
都立墨東病院 新生児科 病院スタッフ(周産期以外にも)紫色のマスク装着とバッチ制・作着用、飾り付け、院内食に紫色の食材使用、1階フロアに周産期各部署の展示、講演会開催(院内向け)、病院幹部への働きかけを行いました。 2023年の上記活動に加えて、旗展示や飾り付けの拡大を予定しています。  
高知大学医学部 産科婦人科 高知城を紫色にライトアップし、早産の存在と管理の大切さを高知県民に呼びかけました。 同上 全国的に広まってくれると良いと思います。
松戸市立総合医療センター 新生児科 病院外壁のライトアップ、病院HPに世界早産児デーの案内を掲載、NICU/GCUにポスターを掲示、NICU/GCUのベッドサイドに紫色のデコレーションを実施しました。 2023年度と同様の活動を行う予定です。  
大阪母子医療センター 新生児科   大阪の家族会キラリベビーサークル様による、”世界早産児デーキラキラ輝く小さな写真展”のサポートを予定しています。  
鳥取大学医学部附属病院 小児科 早産児についてのポスターを作成し、院内の掲示スペースに1週間掲示しました。またコロナ期間中の家族会を開催できなかった時期にNICU卒業生の家族からいただいたメッセージを集めた掲示物も一緒に展示しましたた。普段NICUに関わることのない患者さんや付き添い者の方、通りかかるなどが職員が立ち止まって見てくださいました。 昨年と同様に掲示スペースで早産児やNICUについての展示を行います。また早産児デーにあわせて病院のエントランスを紫色にライトアップする予定です。(これまで乳がんではピンク、糖尿病では緑などにライトアップされています。) 早産児とその家族が参加できるようなイベントがあるといいと思います。
また、啓発活動に対する資金補助があるとありがたいです。
秋田赤十字病院 新生児科 当院NICU卒業生の会にて宣伝活動を行いました。JOINに参加しているので協力しながら院内掲示なども行いました。 2023年度と同じ予定です。  
高知大学 小児科   早産児デーについてや当院NICU、NICU卒業生などのポスター掲示を行う予定です。  

施設名非公表でご回答いただいた1施設     
2023年度の活動(自由記載) 2024年度の活動予定(自由記載)      
ライトアップや、部署内の装飾を行いました。 2023年度と同じ予定です。      

施設として特に活動はないものの、学会の取り組みに賛同し、活動すると回答いただいた26施設    
長崎県五島中央病院 淀川キリスト教病院  たかだこどもクリニック 筑波大学 九州大学病院
琉球大学 熊本市民病院 日本医科大学武蔵小杉病院 ベルランド総合病院 大阪公立大学
県立広島病院 亀田総合病院 湘南鎌倉総合病院 聖霊病院 東京医科大学
中国労災病院 医療法人社団五の橋産婦人科 福井県立病院 共立習志野台病院 群馬県立小児医療センター
弘前大学医学部附属病院 北里大学病院 大垣市民病院 千葉大学医学部附属病院 高知医療センター
倉敷中央病院        

ご提供いただいた写真

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四国こどもとおとなの医療センター
[イベント写真]

長野県立こども病院新生児科
[松本城]

浜松医療センター
[アクトタワー]

浜松医療センター
[浜松城]

鳥取大学医学部小児科
[鳥取大学医学部付属病院]

島根大学小児科
[NHK松江放送局]

島根大学小児科
[TSKさんいん中央テレビ]

島根大学小児科
[山陰合同銀行本店ビル]

島根大学小児科
[島根県立しまね海洋館アクアス]

島根大学小児科
[日御碕灯台]

高知大学産婦人科
[高知城]

松戸市立総合医療センター新生児科
[松戸市立総合医療センター]